造形・商品仕様の用語
デコマス(デコレーションマスター)
量産前に作られる彩色済みの完成見本のこと。イベント展示や商品ページの宣材写真に使われます。 職人が手作業で仕上げるため、量産品とは彩色の精度に差が出ることがあり、 「デコマス詐欺」という俗語は量産品との落差が大きい場合の不満表現です。
原型・原型師
フィギュアの元となる立体造形(原型)と、それを制作する造形作家のこと。 人気原型師の担当作は発表段階から注目され、予約の埋まりが速くなる傾向があります。
テストショット
量産用の金型から試験的に成型した試作品。イベントで「テストショット展示」とある場合、 彩色や仕様が製品版と異なる可能性があります。
監修中
版権元(作品の権利者)による監修・チェックを受けている段階を指すイベント展示の表記。 「監修中」の展示品は仕様変更の可能性があり、多くの場合まだ予約も始まっていません。
キャストオフ
衣装などのパーツを取り外して、別の状態に差し替えられる仕様のこと。 パーツ差し替えで表情や小物を変更できる仕様全般を含めて使われることもあります。
ノンスケール
「1/7」のような縮尺基準を持たないサイズ設定のこと。デフォルメ系や低価格帯シリーズに多く、 サイズは全高(mm)表記で確認します。スケールとサイズの関係はサイズ早見表を参照してください。
PVC・ABS
完成品フィギュアの主要素材。PVC(ポリ塩化ビニル)は本体の大部分に、 ABS樹脂は強度が必要な支柱や台座などに使われるのが一般的です。商品仕様欄の「PVC&ABS」はこの組み合わせを指します。
台座(ベース)
フィギュアを支える土台パーツ。商品の「全高」は台座を含んだ数値で表記されることが多く、 飾るスペースを考える時は台座の直径・奥行きも重要です。
予約・販売の用語
予約(受注)
発売前の商品を事前注文すること。フィギュアは予約数を基準に生産数が決まる受注生産に近い商品のため、 確実に定価で入手する手段として最も重要です。詳しくは予約完全ガイドへ。
キャンセル待ち
予約期間中にショップの予約枠が埋まり、新規受付が止まっている状態。 他の予約者のキャンセルで枠が復活することがあるためこう呼ばれます。 発売後の「完売」とは区別される、発売前フェーズの状態です。
再販(再生産)
完売した商品をメーカーがもう一度生産して販売すること。 再販分の予約が始まると定価入手のチャンスが復活し、中古相場が下がる傾向があります。 詳しくは再販ガイドへ。
ショップ限定版・特典
特定のショップだけで販売される限定仕様(限定カラーやパーツ追加版)や、 特定ショップで予約した場合に付く購入特典のこと。限定版は流通数が少なく、プレ値化しやすい傾向があります。
延期
発売予定月が後ろにずれること。フィギュアでは品質調整や生産事情によりごく一般的に発生し、 予約は原則そのまま引き継がれます。詳しくは発売延期ガイドへ。
価格・相場の用語
定価(メーカー希望小売価格)
メーカーが設定する希望小売価格。実売価格はここから各ショップが割引して決まるため、 価格の高い・安いを判断する基準点になります。
プレ値(プレミア価格)
市場価格が定価を上回った状態。完売による供給停止と人気の組み合わせで発生します。 仕組みと判断基準はプレ値ガイドで解説しています。
相場
その商品が現在市場で取引されている価格水準のこと。新品・中古で別々に形成されます。 FigHubでは商品ごとにショップ横断の現在価格と価格推移を確認できます。
中古・状態の用語
未開封・開封済み
中古品の状態区分で最も重要な分かれ目。未開封品は高く評価され、 開封済みは箱・付属品の有無と状態でさらに細かく査定されます。
箱スレ・箱傷み
外箱の擦れ・凹み・日焼けなどのダメージ。中身が良好でも箱の状態は中古価格に影響します。 コレクション価値を保ちたい場合は箱の保管環境にも気を配りましょう。
ジャンク
パーツ欠品・破損などがある「難あり」品。部品取りや修理前提の安価な選択肢ですが、 状態説明をよく確認してから購入してください。
イベント・文化の用語
ワンダーフェスティバル(ワンフェス/WF)
国内最大級の造形イベント。メーカーの新作発表・監修中原型の展示が集中するほか、 個人ディーラーが当日版権を得てガレージキットを頒布する文化の中心地でもあります。
ガレージキット(ガレキ)
未塗装・未組立のパーツ状態で販売されるフィギュアキット。組み立て・塗装の技術が必要な上級者向けで、 塗装済み完成品とはまったく別のカテゴリです。
当日版権
イベント当日・会場内に限って認められる版権許諾のこと。ワンフェス等で個人ディーラーが キャラクターもののガレージキットを合法的に頒布できるのはこの制度によります。